木曜日, 2月 15, 2007

ドルが少し弱いようだ。。

昨日、バーナンキFRB議長が議会証言にてインフレリスクの後退について言及し、米国の利下げ観測に再び火がつき始めたようだ。10年債は買われ、金利先物市場では9月時点での利下げを68%ほど織り込む水準にまで金利先物が売られたようだ。(発言前までは19%ほど)しかし、インフレリスクの後退をそのまま年度後半の利下げ期待に結びつけるあたり、市場が過剰に反応しすぎている感が否めない。
昨日発表された米国の1月の小売売り上げはかなり底堅いものであったと認識している。自動車と電気製品が全体の足を引っ張った格好であるが、クリスマス・年末商戦時期の12月と比較すれば消費の伸びは鈍化しているが、前年比で見るとコアの部分でも年率3.4%とかなりの好調を維持していると捕らえることができよう。米国GDPの70%を構成するといわれる個人の購買力は、住宅価格や金利の上昇に影響されることなくかなり力強いもののようだ。
米国の2007年は非常に良い滑り出しであり、引き続きドルを売る理由は見当たらない。先日ユーロドルで1.3075-95までの調整の可能性を示唆し、現在は1.3135と想定していた以上にドル安方向へ調整が進んでいるようである。本日と明日に発表される米国の物価指標の好結果に期待したい。本年度後半の米国の金利見通しが利下げ基準から利上げ基準に方向転換がなされない限り、本格的なドル高トレンドは期待できないだろう。
いずれにせよ現在のプライスは「行き過ぎ」であろう。遅かれ早かれ1.2900-1.3100のレンジに逆戻りすると予想している。

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